Home > アマチュアゴルファー「ノリ」の閃き > 連載記事
 ETGSレポート
アマチュアゴルファー「ノリ」の閃き
pagetop
第301回
グリーンでの判断


GWも明け皆様もそれぞれ普通の生活、と言ってもコロナ禍での普通ですが 取り戻し始めているころだと思います。
最近は雨も多くて、少し肌寒さも感じます。

気温はゴルフにはちょうど良いですが、雨よりは晴れの方が気持ちも良いですよね。

日本の男女のツアーも開幕から2か月。今年も新進気鋭の若手が出てきていて面白いですね。

さて今回は皆さんも、ゴルフ場のキャディマスター室の前などで良く見かける「GREEN CONDITION:グリーンコンディション」という看板。

これは、5/8コンペ当日の泉カントリーのグリーンコンディション看板ですが、なんとなくグリーンの状況やセッティングを表していることは分かるけど数字だけ見てもいまいちピンとこないゴルファーも多いはずです。

スタート前に皆さんが熱心に練習グリーンでパター練習をしている際に、内海プロに訊いてみました。

今日は少しグリーンは早めで硬いかなって感じです。
皆様もご存じとは思いますがグリーンの速さを計測するには「スティンプメーター」と呼ばれる機器で計測されます。


「グリーンの速さ」
数値が7.5フィート以下であれば「遅め」、9.5フィート以上であれば「速め」グリーンと考えてください。
測定方法は非常にアナログで、グリーンのなるべく平らな場所を選んで、くぼみの上部にボールを乗せてスティンプメーターを傾けて自然にボールが転がるのを待ちます。グリーンに落ちてから転がる距離を測定します。グリーンには多少たりとも傾斜があるので、計測する場所によっては転がる距離が変わりますよね。だから一度計測したら、ボールの止まった位置から反対方向にもう一度ボールを転がし往復させます。2カ所から転がった距離の平均値を出して、その距離を「グリーンの速さ」に記載します。
最初が9フィートで、反対から転がした場合が11フィートであれば、平均値の10フィートという記載になります。
ホールによってもグリーンの傾斜感は違いますから、硬さや芝高の2つの情報も記載するわけです。

「硬さ:コンパクション」
字のごとくグリーンの硬さを表してます。
測定は「コンパクションメーター」という先のとがった計測器を使います。山中式とはコンパクションメーターで最も普及していて、どこのゴルフ場にでもあるデフォルトの計測器です。

とがった部分をグリーンに刺してその反発の強さをばねで測ります。メモリがどれくらい上がったかを記載します。
一般的にコンパクションの数値が大きくなるほど土壌が硬いということになります。日本で開催されるプロツアーの場合でもグリーンは12mm~14mm前後の数値に設定されることが多いので今日はかなり硬めです。季節や天候、午前午後等によっても変化します。
朝まで雨が降っていれば午前中は柔らかく、午後晴れれば硬くなるのは容易に判断できるかと思います。

「芝高」
芝のカットの長さです。一般的な刈高は3.5~4.5mmぐらいです。
刈高が高いと芝の1本1本が寝やすく、芝目と呼ばれる芝向きによる影響を受けやすくなります。逆に刈り高さが低いと反対に芝が寝にくいので芝向きの影響は受けにくいです。
更に芝の種類によっても影響度が変わります。芝には大きく分けて4種類ぐらいあります。

日本の8割以上のゴルフ場は「ベント芝」です。
芝葉が細くて柔らかいのでボールに与える芝の影響が少なく、常緑性で冷涼な気候を好む寒地型の芝です。極端な低刈りや頻繁な刈り込みにも強く長持ちするので多く利用されています。プレイヤーにとっては優しい芝であると言えます。
他によく耳にされる芝種には「高麗芝」「バミューダ芝」「ティフトン芝」等がありますので少しだけその特長をお教えします。

高麗芝
ベント芝とは逆に暖地型の日本芝です。葉が緑も美しく他の芝と比較しても柔らできめ細かく密度も多く生えます。暖地型の芝なので気温が高くても枯れにくくなります。グリーンの速さに影響がでやすくなります。下りの傾斜でも、密度の高い芝目の抵抗でボールが減速したりスライスしたりします。また短い距離でもしっかりとパッティングしないとカップ前でボール止まったりするため注意が必要です。プロでもしっかり芝目を読まないと苦戦します。

バミューダ芝
私もアジアンツアーで経験しましたが、暑さに強い芝で南国や日本の沖縄や九州南部のコースに多く採用されています。特徴は茎葉が太いので歩くとふかふかとして厚みがあり気持ちいい芝です。ただグリーンではその特徴からボールが転がりにくくいです。気持ち強めに打たないとショートする傾向が出ます。

ティフトン芝
バミューダ芝を改良したものですが、柔らかさに加えて回復力が早く踏まれて傷付いてもすぐに回復する特徴があります。繁殖力も高いため刈り入れると横方向に急速に伸びていく特徴があります。バミューダ芝と同じで、天気の良い午後などは急に伸びていてボールが転がりにくくなっていてびっくりするぐらいです。

以上4つの芝はそれぞれ特徴が違うので、速さ、硬さ、傾斜、池や川、山などの外的要因と併せて芝目をしっかりと読むことが大切になります。

以上がグリーンコンディション看板の説明ですが、この数値に騙されてはいけません。

プロのトーナメントでは練習グリーンも各ホールと極力同じように調整されていますが、試合以外では1、2ホールだけの測定での記載することが多いからです。大体グリーンマスターが当日の早朝測りますので、午後はコンディションが変わって当然ですし、グリーン上の計る場所によっても全然違います。

ただ、グリーンはショートゲーム以外だと落ちた瞬間のボールの動きを見ることが難しくなるので、パー4で2打目がグリーンに落ちたはずなのに跳ねて奥でOBになっていたら余程硬いコンパクションだと判断しないといけませんし、アプローチで手前から下り傾斜だから軽く打ったら芝目が逆目で超ショートしたとか…。
アマチュアにはよくある話です。

午前、午後のプレーでも天候や芝種によっては変わるということ、山や池などのロケーションによっても変わることを経験値やキャディさんから情報収集しておく必要があります。
ただ、それもゴルフの醍醐味だと思って、一喜一憂しながらパッティングを磨くのも良いと思います。

ありがとうございました。

芝目は伸びて寝ればその影響は受けるのは当然ですが、1~2mmの差を判断するのは中々難しいと思います。
さらに山から順目、池に向かって順目等ともいわれます。
特に初めてラウンドするコースであればキャディさんから情報収集するのが最も効果的だと思いました。

パッティングを考えすぎるとイップスにもなりやすい等と言われます。それだけグリーン上では多くのことに頓着して判断しないとパット名人にはなれないということですね。
まさにプロからすれば「Patting is Money」ということです。

以下、新しく企画されたイベント情報です。

●5/23(月)
第72回ETGS月例競技会
会場:泉カントリー倶楽部

●6/2(木)
コース内 練習方法勉強会
担当:香西成都プロ
会場:南茂原カントリークラブ

●6/8(水)
コースマネジメントレッスン
担当:香西成都プロ
会場:四街道ゴルフ倶楽部

●6/9(木)
グリーン周りアプローチ強化レッスン
担当:内海大祐プロ
会場:東京国際空港ゴルフ倶楽部

●6/15(水)、6/16(木)
1泊2日ラウンドレッスン
担当:香西成都プロ
会場:館山カントリークラブ

●6/23(木)
トーナメントコースに挑戦!
担当:内海大祐プロ
会場:PGM石岡ゴルフクラブ

●6/24(金)
コースマネジメントレッスン
担当:香西成都プロ
会場:総武カントリークラブ 印旛コース

 
ページトップへ
 
前のページへ戻る