東京オリンピックは閉会し、日本は過去最多の58個のメダル獲得でした。 その中でも、女子ゴルフ競技で稲見萌寧プロがやってくれました。2位の銀メダル獲得。 おめでとう。あなたは日本の誇りです。しかもプレーオフで破ったのがタイガーウッズも認め、2015年2月には男女を通じて史上最年少で世界ランク1位になったニュージーランド代表のリディア・コですからさらに立派です。
男子がメダルを取れなかっただけに、我々ゴルフファンにとってこの銀メダルは嬉しかったですよね。 残念ながらメダルを逃してアメリカに戻った松山英樹プロは翌週のPGAツアーのFedEx St.Jude Classic:フェデックスセントジュードで、そのうっ憤を晴らすかの様に、優勝争いのプレーオフ。最初のホールのバーディパットは入ると思ったんですが、嫌われて2位タイ。好調維持を感じます。きっと近いうちにまた勝ってくれるでしょう。
一方、日本のコロナ感染拡大は止まることなく続いています。 連日、感染者、重篤患者の数が「過去最多」を更新。 緊急事態宣言下の外出自粛でもオリンピックのテレビで観戦で時間を潰せていた皆さんが、お盆休みをきっかけに一気に外出したかの様に人流が増えている感じがします。
感染力の強いデルタ株は我が物顔で人から人へ感染拡大をしているようにも感じてしまいます。 100%の効果が科学的に立証されていなくても、重篤化を防ぐために政府はワクチン接種の義務化をすべきではないかと思います。 協力要請だけでは限界にきているのかもしれません。
どうしたもんだか・・・。
さて、まだまだ残暑の続きそうなシーズンですが、雨が降って灼熱の太陽に照らされたコースの芝はどんどん伸びます。 コース設定はトーナメント仕様にしないまでも、できれば深い夏ラフから打ちたくないという皆様にアドバイスいただけませんか?
内海プロお願いします。
はい、一番はラフに入れないことですね。
それはわかってるんですが・・・。
もう少し丁寧に言うと、1ホールで2回以上ラフに入れないということが大切です。これは江連プロも言っています。
ラフに入れてしまった時は、ボールの状況を確認しましょう。 まずは「深さ」です。ボールが深く沈んでいれば皆さん長いクラブを持たないですよね。深すぎればアンプレもあり得ます。 自身の力量で打てるクラブを選んでしっかり上からダウンブローに打って、次を必ずフェアウェイから打てるようにしましょう。 ボールの下をくぐりすぎてダルマ落としにも用心が必要です。
浮いていれば、ダウンブローで打たずラフの影響をなるべく受けないように横から払い打つようにした方が上手く行きます。その際、気を付けるのがヘッドスピード43m/s以上位からかかるフライヤーですかね。 クラブヘッドとボールの間に草が挟まりボールにしっかりとスピンがかからないために距離が出てしまう現象です。 ヘッドスピード40m/s以下のマチュアの皆さんはあまり気にしないで良いと思います。
次に確認すべきことは「芝目」です。 目標方向に対して順目、横目、逆目を見極めてください。 もちろん優しいのは順目、個人的には次が逆目で嫌なのは横目です。
横目はフェイスに対してラフが垂直になればなるほど、インパクトでヘッドに芝が絡まってどれぐらいの抵抗になるかが分かりづらく、力感が判断しづらいからです。もちろん逆目も嫌ですが、ラウンドの多いプロは その経験値で打てるクラブと力感を判断することができるんです。
後は先に云った通り、ボールの深さを確認して、周りの近い状態のラフで素振りで事前確認することが大切です。 何とか1ホールで2回ラフに入れないように自分の力量と相談して必ずフェアウェイに置けるショットをしてください。 その際、飛距離が落ちることは容認することです。
それができるようになるための練習はやはり夏ラウンドを繰り返して経験し、習得するしかありません。 まだ、夏のタフなラフの状況を体感できるラウンドレッスン企画もありますので、是非ご参加いただき実践で我々インストラクターから指導を受けてください。 うかうかしていると、今度は冬対策を身に付けなくてはならない時期になりますよ!(笑)
ありがとうございました。私も夏のラウンドでこのぐらいならユーティリティで打てるだろうと思ったライでチョロした経験が何度もあります。それぐらい夏の“ヤツラ”は手ごわいです。過信は禁物。皆さんもラフの状況を見極め自信をもって打てるクラブをセレクトするようにしましょうね。
新規で決まったイベントです。
●9/14(火) 第36回川村コンペ~フェアウェイキープ大会~ 担当:川村亨プロ 会場:美里ロイヤルゴルフクラブ
●9/16(木) 香西プロによる超スパルタ練習会 担当:香西成都プロ 会場:ザ・インペリアルカントリークラブ
●9/17(金) 第64回ETGS月例競技会 会場:泉カントリー倶楽部
●9/23(木 祝日) グリーン周りのバンカーショット強化 ラウンドレッスン 担当:内海大祐プロ 会場:東京国際空港ゴルフ倶楽部
尚、ETGSでは本日8/16(月)から8/22(日)まで、夏季休業期間となりますのでお知らせいたします。
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