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 ETGSレポート
アマチュアゴルファー「ノリ」の閃き
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第231回
芝質とアイアン形状

東京も梅雨入りして、すっきりしない天気も続くこの頃ですが昨日と今日は最高にいい天気です。

日本時間の今朝まで行われていた2019年 全米オープンはご覧になりましたか?

混とんとした優勝争いの結果、ゲーリー・ウッドランドが通算13アンダーでメジャー初制覇を遂げました。

ブルックス・ケプカの114年ぶりの3連覇はなりませんでした。

日本人選手は松山英樹プロがタイガー・ウッズと並んで2アンダーの21位。その他の日本人3選手は残念ながら予選落ちでした。

その中でも「日本ツアー選手権森ビル杯」で素晴らしいラウンドで日本ツアー初優勝を飾った堀川未来夢プロは開催地ペブルビーチGLの感想を「綺麗なコースだけど、海風は重たくて日本とは全然違いました。難易度も高くて、景色を見ている余裕はなかったです。」と伝えていました。
その中で、アプローチに関して言及すると「グリーン周りの芝質が日本と全然違う。それに長さが一定でない。特にラフでは打ち方を変えないといけない。芝はウェッジのヘッドが抜けたり、抜けなかったり。球が飛んだり、飛ばなかったり、上がったり、上がらなかったり…。“出玉”が無限に、何通りもあると感じました。」と追弁。併せて「パッティングも1mもないパットも気を抜くとカップ直前で数㎝キレる」何度もラウンドして慣れないとゴルフにならない」とも。

実況を担当した青木功プロは「ポアナ芝にやられた」とコメントしていました。

ポアナ芝とはスズメのカタビラという名の雑草の混じった芝のこと。
この雑草、暑さにも寒さにも強く、高温多湿の日本では枯れてしまうので日本のゴルフ場では芝に使われないのですが、降水量が少なく気温が大幅に上がることもないカリフォルニア州のペブルビーチGLでは安定した芝生の状態を保てることから多用されているようです。
アメリカのその他のゴルフ場でもベント芝に混ざっている雑草らしいのですが、そのしっかり強い芝性からラフではクラブにまとわり付き、グリーンではボールの行くえを変える要因にもなるらしいです。

海外で成果を出すには芝の攻略もポイントになるんですね。

海外ツアーを廻った内海プロに聞くと
堀川プロが優勝した茨城の宍戸ヒルズも厳しいセッティングで知られますが、セッティングだけでなく、青木プロが言う通りで海外と日本ではとにかく”芝”が違うということです。

今回はショットに関してお話ししましょう。

アメリカの芝は細くて縦に伸びるのでフェアウェイでもボール沈みやすいんです。
逆に日本の芝の多くは太くて横に伸びるのでボールが芝の上に浮いた状態になります。

そうなると、ティアップしないで打つアイアンショットは、自分のボールが置かれているライの状態をみて打ち方を変えないといけません。皆さんはプロではないのでその対処は難しいと思いますが、ETGSでも海外ツアーがあるので、それに備えて誰でもできる簡単な海外芝対処法をお教えしますね。

使用するコースの芝に応じて使用するアイアンの形状を変えればいいんです。

 詳しく教えてください。

はい、アイアンの形状はシャフトとリーディングの距離が大きいモノから
「出っ歯」
「ストレート」
「グース」
に大別されます。

アメリカでは特に距離の大きい「出っ歯」形状が多く使われているのは、沈みやすい芝が影響しています。沈みやすい分、直接ボールにコンタクトしやすい出っ歯形状の方が良いとされています。
逆にボールが浮いている日本のライでは、芝にバンスから触れてフェースにボールが遅れてコンタクトするグースネックの方がボールを捉えやすいといえます。
私が見ているアマチュアの方はストレートネックをお使いの方が多いのですが、ショットやアプローチが上手く行かない方はグースネックも試してみてください。
最初は見た目に違和感を感じるかもしれませんが、その機能を理解すると打ち方にバリエーションも増えて、1ランク上のゴルフが出来るようになるかもしれませんよ。

形状の違和感がぬぐいきれない方は、まずはグリーン周りのショートゲームでウエッジ利用から慣れていただくのが良いと思います。


ありがとうございました。

私も使っているウェッジはストレートから若干出っ歯のモノです。
グースネックは違和感が否めず使用したことがないのですが、一度試したいと思います。
ゴルフを見直すきっかけになるかもしれません。

 

 
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