日本ツアーの賞金王争いもいよいよ終盤です。 男子は、バッバ・ワトソンやアメリカ帰りの石川遼が参戦して三井住友VISA太平洋マスターズが行われましたが、最終日 早朝からの濃霧により中止となり、前日3日目までの54ホールの短縮競技で片山晋呉プロが今季初勝利。通算29勝目をマークしました。体調不良で欠場したキム・キョンテがそのまま1位を維持したカタチとなりました。残り3試合で誰が栄誉を勝ち取るか注目です。 一方女子は伊藤園レディスで、イ・ボミがみごと優勝! 優勝賞金1,800万円を加え、史上初の2億円突破の新記録で残り2試合を待たずにみごと賞金女王に輝きました。 今年は、シーズン当初から彼女の年だった気がします。それにしてもお見事としか言いようがありません。 さて、前回の次回予告でもお伝えしましたが、今回は表題のとおり「2015 ワールドロングドライブチャンピオンシップ~世界ドラコン選手権」に日本代表で参加したETGS 齊藤かおりコーチからコメントをいただきましたので結果と併せてダイジェストでお伝えします。 齊藤コーチが会場の風景を写メってくれましたので、ちょっと見づらいかもしれませんが、写真も掲載しますね。
   以下、齊藤コーチ 今までのドラコン選手権への参戦はゴルフダイジェスト社の日本一決定戦のみで、今回の「2015 ワールドロングドライブチャンピオンシップ~世界ドラコン選手権」への出場は各地で行われる大会に参戦を続け、ポイントを重ねることがマストでした。 普段は自分の事よりも、ジュニアや会員様への時間を優先したコーチ業をしているので世界大会には今回が初の参戦になりました。 しかし今年はちょっと事情があったんです。 父が病床で臥せておりましたので、元気づける方法は無いか?と考え、自分にできることが世界大会への参戦だったんです。 今年、新記録で日本一になった時も父は心から喜んでくれました。 だから、もう一つ大きなプレゼントをするんだ!と考え世界への一歩を踏み出しました。 日本各地で開催される大会に出場をしたことで、会員の皆様やスタッフの皆にはご迷惑をおかけしましたし、サポートしていただきましたスポンサーの方々には心から感謝申し上げます。 その上で快く背中を押して頂き、世界のステージに立てたことは本当に嬉しかったです。 改めて、ありがとうございました。 結果こそ300Yの6位と振るわなかったものの「得るものが大きかった。」と断言できます。 まず、日本人選手。私と比較して、参加外国人選手は女性でも背丈があり筋肉量もかなり違います。 そんな体力で差を付けられた選手たちにどうすれば立ち向かえるのか? よく考えたら、私自身かなり長いことドラコン用の筋肉や柔軟性を鍛えるトレーニングをしていなかったことに改めて気づいたんです。 日本で女王になったことで天狗になっていたわけでは決してないのですが・・・。 次の大会に向けて継続したトレーニングをして身体を作ることにも執着しようと決意しました。 また、世界のトップは上手に体を活かし、パワーだけを誇示することのない通常のゴルフラウンドでも十分通用するきれいで効率の良いスウィングをしていました。 自分のスウィングには身体を上手く活かしきれない効率の悪い部分があるのはわかっていたのですが、力が入る場面ではその悪い部分が著しく出てしまう事を再度認識しました。 質の良い練習を継続して、メンタル面を含め自身を改善・準備すればまだ行ける!と前向きな気持ちで帰国しました。 次回は必ず、今年よりも良い結果を出して応援いただいた皆様に恩返しが出来るように体を作っていきます。 皆様、引き続き応援をよろしくお願いします。 ありがとうございました! 以上、齊藤コーチのコメントでしたが優勝したスエーデンのサンドラ・カールボーグ選手の記録は321Yです。 今年の日本選手権での齊藤コーチの日本新記録が342Yですから、可能性は大いにあります。 齊藤コーチの伸びしろと閃きに期待して、来年は入賞できるように皆で応援しましょう。 がんばれ 齊藤かおり! *12月4日(金)には齊藤コーチによる実践強化練習会(ドラコン編)が開催されることになりました。 この会から3か月間は、飛距離アップだけに特化した少人数制の練習会になります。 ドラコン世界大会で戦って得たものを含めて飛ばしの要素をレッスンしていただきます。最近飛距離にお悩みの皆様。是非ご参加ください。 <齊藤かおり ドラコン使用クラブ> ・ヘッド:KRANKGOLF FORMULA 5(クランクゴルフ フォーミュラー5)9度 ・シャフト:Reve Inpact Boron X(レーブ インパクトボロン 硬さX) ・長さ:49インチ |