2010年ETGS夏のショートゲーム強化合宿レビュー
7/12(月)~15(木)迄の4日間に渡りETGS恒例のショートゲーム強化合宿
が栃木県さくら市のベルセルバカントリークラブで行われました。
スケジュールは
午前中は
8:00 朝食 その後自主練習
10:00 各グループに分かれてアプローチとパターの集中レッスン
13:00 昼食
14:00 各グループごとに9ホールのハーフラウンドレッスン
16:30 復習のための自主練習
18:30 夕食
20:00 ビデオレッスンと反省会
となっています。
朝から皆さんハイテンションで自主練習に取り組んでらっしゃいました。
夏のゴルフは暑くて事前練習を怠りがちですが、これがかえって身体を痛める原因になるとのこと。ボールを打つ前に十分なストレッチをお忘れなく!
さて、10:00になり全員集合後、その日の参加者でグループ分けが発表されます。
アプローチ班とパター班に分かれてレッスンがスタートしました。
アプローチレッスンでは大きなスイングで1m先のリングターゲットに落とす練習をします。
正確にきちんとスイングをしても必要以上に飛ばさず、ゆっくり身体に憶えこませるストロークをするレッスンです。
これは難儀です。軸を意識して素振りをし、そのフィーリングが残っているうちに1ピースでボールを打つのがコツとのことですが、なかなか上手くいきませんでした。
少しでもスイングが早くなったり、「ガツン」と打ち込むとシャンクがでたり、ダフったり、トップしたり、飛距離が出たりしてしまいます。
何度も繰り返し練習することで、スイングの基本と距離感を覚えることができます。小さいスイングは全てのショットの基本です。
これを憶えることで、良いスイングが身に付きます。
*かなり腰に負担がかかりますので、十分ご注意を!
その後、ボールの沈み具合や様々なライを各自がプロからのアドバイスを受けながら練習します。
この時期の深いラフはどうしても力が入りがちですが、それでは決して上手く打てません。私もそうですがラフが深いと、どうしてもグリップを強く握らないと芝に負けてしまいそうな感じを持ちますが、これは大きな勘違い!
グリッププレッシャーも柔らかく、柔らかくでクラブヘッドに仕事をさせることが重要だそうです。ラフと力比べをして打ったショットは良い結果が出ないということです。ボールはヘッドが抜けた方向に飛んでいくんです。だからラフでは長くヘッドが抜けるようなスイングができるように練習する様に言われました。
また、厳密に言えば同じライは存在しないわけですから、全てのライの打ち方を憶えると言うのは不可能です。
見て、感じた状況に自然と身体が反応するように日頃から五感を鍛えておく。そんなレッスンでした。
本当にアプローチは奥が深いです。
次にパターレッスンです。
グリーンはキーパーにとっては大事な場所、レッスンとなると同じ場所に何度もアドレスして痛めてしまいます。
きちんとタオルを敷いてケアします。
パターには「カタチ有って、カタチ無し」と言われるほど様々な形状や打ち方があります。しかし、あくまで基本は存在するのです。
ETGSではまず3つのラインで3mのパットを練習させます。
ヘッドを真っすぐ引いて真っすぐ出せるように各ラインに紐を付けてバックスイングからフォローまでその下をヘッドが通るようにします。
その際、下半身は腰から下を動かさない様にしっかりと固定、どっしりと構えるのがポイントだそうです。
俗に言うルックアップや「ひっかけ」「押し出し」等も防止できるんです。
基本はショットと一緒です。
横田プロは、ツアープロコーチもしていますがツアーの練習場でも同じ練習をさせるそうです。
次に下の写真をご覧ください。
カップの周り1mに円状にボールが置かれいます。
これをサンドウェッジの歯で打って連続で入れる練習です。
これは、ボールの芯に正確に歯を当ててまっすぐ転がりの良いボールが打てるようにする練習です。
ウェッジの歯で正確に芯をとらえないと、スピンがかかったり距離が出なかったりします。これを繰り返し練習することでボールの芯をとらえて転がりの良いボールを打つことができるようになります。
皆さんもボールの中心にラインを入れているのを見たことがあると思いますが、転がりの途中でこのラインが綺麗に1本に見えて転がって行くのが正確に芯をとらえたボールです。是非ご自宅でも試してみてくだしさい。
なかなか、1本線で転がって行くボールを打つのは難しいことに気づくと思います。
10m以上のロングパットを5球連続で50cm以内のOKに寄せるのはかなりの経験で養われるものです。
レッスンや練習をそこから始めるとなかなか上達しないそうです。
3mから初めて徐々に距離を伸ばしていくことが、パターの上達だということでした。
前に私が、キャッチボ-ルは全てのスポーツの基本というコメントを「閃き」に記載しましたが、ショートゲームはその考え方の上に立っています。
キャッチボールの際、相手を見て距離感を合わせるように、ショートゲームでも、ボールではなくカップ(狙う目標)を見ながら打つと距離感だけは自然にあったりします。流石にライや傾斜、芝目等ラインがありますから、グリーン周りではそうそう上手くいかないとは思いますが、距離に対する人間の潜在能力を活かすことがショートゲームでは非常に大切だということを学びました。
この基本がETGSの五感を使ったゴルフな訳です。
さて、午前の練習が終了しました。
合宿ですから、片付けもきちんと行います。
ランチを摂って、午後の練習がスタート!
午後はラウンドレッスンです。
各パーティにプロが1名ずつ入ります。取材日は4パーティにプロが2名でしたので5ホール終了後グリーンで後ろの組と入れ変わる感じです。
まず最初のホールは7番アイアンだけでグリーンオンまでプレーを強いられます。
これでダボで上がれないと他のクラブの使用は許されません。
これはコースマネージメントとクラブの本来の距離を知るためのレッスンです。
グリーン近くまで順調に行っても40Yぐらいのバンカー越えが残るとさぁ大変。
どう打って良いのやら????
だったら、2打目で次にフルショットできる距離を残せば良いんです。
また、グリーン周りではウェッジの間隔で打ってしまうと思った以上にオーバーします。アプローチのレッスンで養ったゆっくりスイングをしているつもりでも、身体がウェッジ用のスイングをしてしまうんですね。
これも、身に着いた癖でもあります。
持っているクラブの特性とその効果を改めて認識する良い経験をさせていただきました。
さらにこのラウンドレッスンが特別なのは、ティーショットで打ち直しも許されます。
はい。特別です。スコアを競うのではなく最初に打ったスイングにミスがあった場合、その場でプロが悪かった点を指摘して、それを改善させて次を打たせる訳です。
スイングの後すぐに改善点を指摘しますから、かなり有効だと思いました。
友人同士のラウンドで素人が「チョット開きが早かった」とか「身体止まったね」とか勝手なことを言われたり、自己反省したり・・・。
それをプロの目で見てその場で指摘してくれるのです。
それもコースでです。
ラウンドで「タラレバ」があったら良いなぁと思った方もたくさんいらっしゃると思いますが、まさにそれができるんです。
これがETGSの特別ラウンドレッスンなんです。
これだけでも次のラウンドではスコアアップを期待できると思いました。
何となれば後日、別のゴルフ場でティグラウンドに立った時、自然と指摘された言葉が蘇ってくるんだそうです。
確かに練習場のにわかレッスンよりもはるかに効果的だと思いました。
さらに、ショートホールでは「エア・バランサー」に乗ったままでティーショットを打ちます。
さすがに難しいですがETGSの会員さんは普段のレッスンで鍛えているからでしょうか、難なく打っていました。
このラウンドレッスンはスコアを競うことではなく、自己の悪い部分をラウンドを通して改善することや、コースマネージメントを意識することが目的ですので、スコアを付けない方もいらっしゃいますが、ホールを重ねるごとに後半は皆さんスコアが良くなっていました。まさに即効性があるレッスンだと思いました。
さて、ラウンドが終了し解散なのですが、大汗をかいた後でもレッスンの内容を確認するかのように、アプローチ練習場に向かう方もいらっしゃいました。
忘れないうちに身体に覚え込ませるわけです。
18:30から夕食ですが、疲れているはずなのに皆さん生き生きとしていました。プロに再度アドバイスを求める方、会員同志で指摘事項を話合う方。自分の悪い点が認識できた喜びが一入なんでしょう。
もちろんETGSのメンバーは明るい方ばかりですので、私も楽しく参加させていただきました。
食事が終わると、会議室でビデオレッスンがあります。
ラウンド時、撮影していたスイング映像を全員で見てディスカッションします。
正直、皆に自分のスイングフォームを改めて見られて、指摘を受けるのは気恥ずかしいと思うのですが、ETGSの会員さんは違います。
たくさんの方から指摘を受けることをカンフルにしている気がしました。
集中レッスンには良い部分がたくさんあります。
ETGSでは毎年、夏にこの「ショートゲーム強化合宿」をしていますが、参加された方は必ずスコアアップしているとのことです。
毎年参加することで、忘れていたコトを思い出したり再度確認したりする会員さんも多勢いらっしゃいます。
スコアアップにはショートゲームで如何にミスを無くすかが重要だ!とはよく言われることですが今回は改めてそれを感じました。
是非、皆さんも会員になってご参加されてはいかがでしょう?
スコアアップはもちろん、それ以外にもきっと得るものが多いと思います。
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