先日、友人の誘いで第76回日本オープンゴルフ選手権競技の決勝ラウンド最終日に行ってまいりました。会場はETGSからも比較的近い千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部。
最終日ということもあって、来場者数は4日間通して最高の14,800人。 お天気も良く気温も25度を超えて暑い日でした。
韓国の裵相文(べ・サンムン)選手と久保谷健一選手が最終ホール終えて通算2アンダーパーでプレーオフ。1ホール目をボギーにした久保谷選手に対してベ選手がパーパットを沈めて日本オープン初優勝を果たしました。
皆さんの中にはツアー観戦に行かれた方も多いと思います。
今回の日本オープンは5月に行われた日本プロゴルフ選手権大会と並んで日本のメジャー競技の大イベントです。 石川遼君人気でゴルフをやらない方もギャラリー参加が多くなっているようですが「マナー」をきちんと把握して来ているかが問題です。 個人的にはゴルフ人気が上がることは歓迎しますが、見ていて傍ら痛くなるコトもたくさんありました。 今回はツアー経験もある横田プロから初心者にもわかる観戦マナーとアドバイスを聞いてきましたのでご紹介します。
<横田プロ> 本当にゴルフ好きならテレビだけでトーナメントを見ていないで生のトーナメントを見に行って欲しいと思います。
僕もそうでしたが、選手はギャラリーの皆さんの声援からモチベーションを高め良いプレーを引き出すこともあるんです。 良いショットやプレーには大きな拍手や声援をお願いしたいです。 しかし、最低のルールやマナーは必要です。 それをご紹介します。 <マナー> 1.カメラ、ビデオカメラの撮影は基本的にNGです。許可された報道関係者だけが撮影を許されています。 *持ち物検査は無かったんですが、自覚の問題ですよね。 コースロープに沿って選手と一緒に撮影をしているオバサンがいました。スタッフの注意も聞かずです。正直こういった方はご遠慮いただきたいです。
2.会場についたら携帯電話は絶対にマナーモードか電源OFFにしてください。 観戦マナーとして当然のことです。また通話は選手に影響の出ない場所でお願いしたいです。携帯電話のカメラ、ビデオ機能も上記と同様です。 *コースが広いので連れとはぐれて「今どこ?」の連絡を取り合っている方が目立ちました。
3.選手がプレーに入ったら動かない、しゃべらないは当たり前ですね。 「プレー入ります!」って声が聞こえたらその場で止まってください。 *最近はお子さん連れのギャラリーも増えています。保護者の方は観戦に夢中になっても目を離さないようにしてほしいです。 正直、言うことの分からない年齢のお子さんは連れてこない方が良いと思います。
4.応援、声援、拍手をお願いしたいです。選手には励みになります。ホール間で「頑張れ!」「応援してます!」と声を掛けられると嬉しいですね。 *選手はミスと思ったショットに「ナイスショット」は無い気もします。落ち所が見えないから仕方ないでしょうけど…。私はその際は拍手が良いのではと思っています。グリーン周りでしっかり把握できた場合には「ナイスアプローチ!」や「ナイスバーディ!」は良いと思いますが。
<持ち物> 1.天候が変わり易いので、折り畳み傘や、寒くなった時に薄手のジャンパーを必ず用意して下さい。 *私は真夏を除いて、多少暑くても長袖のシャツをお勧めします。ウインドブレーカー等のアウターは脱ぐとガサバリますからね。
2.コースは比較的傾斜を歩くことが多いのでソフトスパイクをお勧めします。 *最近はピンの無いゴルフシューズがありますので、観戦機会の多い人は専用靴も用意しても良いと思います。もちろんスニーカーでも良いですがサンダルやヒールの高い靴などは絶対NGです。私はこの日20,000歩歩いてました。
3..飲み物はペットボトルが便利です。ギャラリープラザで用意してありますが、広い敷地なので、必ずペットボトルドリンクを1本は用意して下さい。 *甘いモノは余計に喉が乾きます。水かお茶、スポーツドリンクが良いです。 ギャラリープラザは高いし、遠いです。
他にも良いアドバイスいただきましたのでご紹介します。
・プロと言えどもトラブルや悪いライの場合ボールがギャラリーのいるところまで飛んでくることもあります。帽子を被っているのといないのとでは差がありますのでなるべく被りましょう。日よけにもなります。
・サングラスや偏光グラスはボールを目で追いやすいです。 *良いアイティムはきっと横田プロが紹介してくれますよ(笑)
・双眼鏡が役に立ちます。ボール落下地点近辺で見ている時はティグラウンドでショットを確認できます。
・ビニールシートは濡れた芝生に座る際や、急な雨にも重宝します。途中でチョットした休憩やお弁当食べたりする時も役立ちます。
・トイレの場所や数が限られています。肝心な時に近くに無かったり混雑したりしますので余裕をもって早めに行くようにしましょう。
・朝早くに行って練習場に行ってみましょう。選手はスタート前必ず練習しますから、いろんなプロのショットを観れます。特にパットやアプローチは身近で観れますから練習法も参考になります。
いかがでしたか?これからも秋のビッグトーナメントが目白押しです。以上を参考に皆さんもトーナメント会場に足を運んで今までなかったゴルフの楽しみを見つけて下さい。
<おまけ> これ誰だか分りますか?
この日、早いスタートだった片山プロがホールアウトしてファンサービスにあたっているのかと思ったのですが、何とそっくりさんでした。 知っているのか知らないのか、数名のギャラリーがサインを求めたり写真をおねだりしても快く応えていました。 しかしこの後主催者側から注意されて退場に。いやいやこんなことも観戦の楽しみかもです。
ETGSのジュニアが先週行われた「ブリジストンオープン」を見学に行っています。 その時感じたことをレポートとして提出してくれます。 将来プロゴルファーを目指すETGSのジュニアはどんな視点でトーナメントを見てくるのでしょうか? このレポートは別途特集「ETGSジュニアが見たプロトーナメント」としてホーム頁に掲載させていただきます。 お楽しみに。
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